私は現在看護師11年目になります!
新卒から7年半病棟勤務
8年目から2年間在宅の看護師として勤務
11年目でフリーランス看護師へ
その中でも看護師3年目までの新人看護師時代は本当に辛い事が多い時期だったことをよく覚えています。
業務がある程度自立してこなせるまでは確実に1年以上は必要なので、何に関しても先輩との密な関わりが必須になります!
でも先輩って優しい人達ばかりではなく、怖い人も各職場に必ずと言って良いほど存在しているのが現実…
新人看護師の頃に一番辛かったのは、先輩達に気を遣う必要があること、それでもキツく当たられることでした。
とにかく新人看護師は間違いなく辛い時期です。これは大抵の看護師が感じていることと思います。
ですが経験上、先輩看護師に好かれて新人看護師の時期を過ごせたらその辛さもかなり楽だと思っています!
その為に何が先輩から求められるのか、新人看護師に向けて教えます!
新人看護師はこれを意識しよう!
①やる気、学ぶ気がある姿勢
これは最も新人看護師に大事な心得です!
新人看護師も実習を経験しているのでご存知だとは思いますが、看護師の仕事は本当に忙しいです。
特に病棟看護師であれば暇なことの方が珍しいと言っても過言ではありません。
そんな忙しい中で、先輩看護師は新人看護師への教育も業務の一つとしてこなしていく必要があります。
その時の状況次第ではありますが、正直頭の中はキャパオーバーでパニックになっている事も実際にはあります。
そんな時に新人看護師が積極的に仕事を覚えよう、学ぼうとしてくれたら、私も頑張って教えようってなります。
でもそうじゃなかった場合、この子に大事な時間を費やしても仕方ないなって思ってしまうのは人間なので当たり前ですよね。
そして後日、教えたことをまた聞かれた場合、やる気があった子には仕方ないなと優しい気持ちでまた教えますが、やる気が無かった子にはやっぱりなと内心イライラしてしまうのは仕方ないです…
やる気の有無は先輩との関係作りにもかなり影響してくるので、絶対にやる気は見せましょう!
先輩にやる気を見せる為に必要な事
- 必ずメモを取りながら話を聞く(出来る限り一度教えてもらった事は何度も聞かない)
- 話の中で分からないと感じた事は積極的に聞く(全く迷惑じゃないです)
- 自分に出来そうな事があれば積極的に先輩に声を掛けてやってみる
これだけで十分にやる気を感じて好印象なので実践してみましょう!
②礼儀正しい
これも絶対に大事なことです!
新人看護師だけでなく何年経っても必要なのは間違い無いですが。
挨拶、お礼、謝罪などの基本的な礼儀のことになりますが、これが出来るか出来ないかで全く印象が違います。
先輩看護師に対してだけでなく、患者さんに対しても礼儀正しさは必要です。
特に新人看護師は先輩からも患者さんからも、「この子はどんな子なんだろう?」と見られています。
礼儀正しい子は良い子に見えるのは間違い無いので、先輩としてもこの子には教えてあげたいなと当然思います。
患者さんからもしっかりしている子だと思ってもらいやすく、信頼関係も築きやすくなります。
心掛けだけで誰でも出来る事なので、必ず実践しましょう!
③助言された事は素直に実践する
新人看護師は知識も技術も学生の頃に学んだ最低限のことしか持っていません。
実際に働いて臨床に出ると、学生の頃に学んだ事は役には立ちますが、それ以上に出来ない事だらけでびっくりすると思います。
例えば私の場合、タイムスケジュールを立てて優先順位をつけながら仕事するという基本的な事が全く出来ませんでした。
なぜかと言うと、学生の頃は決められた受け持ち患者さんに、事前に決めてきた看護計画に沿ってケアを実施することしかしていないからです。
でも臨床では受け持ちは毎日違うし、複数人を受け持つし、その時の状況で優先順位が変わるのでタイムスケジュールを変更しながら業務をしていかないと成り立ちません。
このような学生の頃に学んだり実践していない事が、新人看護師には山のように出てきます。
また、看護技術一つにしてもその職場それぞれのやり方があるのが現実。
それを学んで実践するには、先輩看護師の助言を聞くのが一番確実です。
助言をすぐ行動に移して実践すると自分が成長するのは勿論ですが、先輩から見ても素直でやる気がある子だと感じて教えてあげたくなります!
④空気を読む
これは人によって得意不得意があると思うので難しいかもしれませんが、実際かなり大切なことです。
看護師の現場はかなり忙しいので、ピリピリした空気が流れていたりすることはよくあります。
そんな時は特に空気を読むことを意識してみましょう!
忙しくて余裕が無い時に、全く今関係が無い事や緊急性の無い事を聞かれたりすると、それは完全に空気が読めていないですよね。
必要な内容でも、聞き方一つで先輩をイライラさせてしまうことがあります。
実際にどう行動したら良いのかと言うと、
- 先輩に声を掛ける前に、一度先輩の顔色を確認してからにする→駄目な雰囲気であれば、他の先輩に助けてもらうのも手
- 先輩に声を掛ける時は「今よろしいですか?」を口癖にする(この一言があるだけでイライラしません)
- 忙しい時は、今確認が必要な内容についてだけ声を掛けるようにする
これだけ意識しておけば問題ありません!
初めは業務も必死で覚えないといけない上に、空気まで読まないといけないので気疲れして大変だと思います。
ですが先輩との関係作りにも関わってくることなので出来る限り意識してみましょう!
先輩に好かれるメリット
看護師の仕事は、先輩から好かれたら長く続けられる、嫌われてしまうと中々継続していくのは辛くなるというのが正直なところです。
それだけ先輩に好かれることでのメリットは大きいと感じます。
好かれることでのメリット
- 自分が何か困った時に助けてくれる
- 怒られたり注意されたりが無くなる
- 仕事中も楽しいと感じることが増える
特に、困った時に先輩が助けてくれるかどうかは看護師の仕事をする上でかなり重要です!
例えば、ルート確保が出来なかった、初めての経験で対応が分からない、などの状況が経験が浅ければ浅いだけあると思います。
そんな時に嫌な顔せず助けてくれる先輩がいるって本当に心強いですよね!
余談
上記に意識するべき内容を挙げましたが、これを実践しても根っからの性格が悪い先輩はどうにもならないこともあるのが事実…
ただ単に新人っていう存在が嫌いな先輩も結構存在します。
その場合は自分の努力でどうにかなる問題では無いので、同期や信頼出来る先輩に相談したり愚痴を言いながら過ごしていくしかありません。
意外と年月が経てばそんな先輩とも普通に関われるようになったりします。
年月が経っても変わらない先輩は、きっと自分だけじゃなく周りの看護師にもキツく当たって嫌われている看護師だと思うので、可哀想にと心の中で思って関わってあげましょう!
どうしても辛い場合は、躊躇せず部署変更か転職をするのもありです。
特に新人看護師の時期は精神的に病んでしまう看護師も少なくないので、それだけは避けましょう。
最後に
看護師の仕事は業務内容が大変な上に、看護師の先輩や後輩、患者さんやその家族、医者など本当に沢山の人との関わりがあるので、人間関係の面でも苦労します。
特に新人看護師の時期は誰とも信頼関係が築けていない分、相手からの信頼を得られるような気遣いや行動を心掛ける必要があります。
時には誰かからキツく当たられることも新人看護師はより多い傾向にあると思いますが、信頼関係を築くまで頑張りましょう。
中でも、先輩看護師と良好な人間関係が築けていけると、仕事のやりやすさやストレスの程度は全く違います。
その為に上記で私が挙げた項目を是非実践してみて下さい!
新人看護師の皆さん、応援しています!
それでは〜!