今回は『看護師に向いている人とはどんな人なのか』という内容を、私の経験を下に分析したのでお話していこうと思います。
私は今年で看護師11年目になります。
病棟勤務7年ちょっと、在宅看護師歴2年、現在フリーランス看護師です。
看護師歴は長く、転職も何度かして複数の職場を経験しているので、今まで色んな看護師と関わってきました!
その経験からお話していくのでリアルな情報をお伝え出来ると思います!
この記事は、
- 看護師を目指そうか悩んでいる方
- 看護師だが自分に向いているのか分からない
という方に向けて書いています!
それでは本題に入ります!
目次
看護師に向いている人とは?
①メンタルが強い
看護師はメンタルの強さがあればやっていけると言っても過言ではありません。
1つ目の理由は、まず学生時代に病院で実習を経験しなければ看護師にはなれません。
この実習では多くの看護学生が看護師からのキツい口調、無視などの多くの嫌がらせを経験します。
余談ですが、今までの私の経験で一番の嫌がらせだと感じたことは、学生の時に搬送の為に廊下にストレッチャーを置いたところ「そこはあんたの廊下じゃないだろうが!」と暴言を吐かれたことですwww
理不尽すぎて人間性どうなってんの?って感じですよね…!
実習と言っても短期間で終わることはなく、2年くらい続くのが基本です…
メンタルが強くないとこんな理不尽な嫌がらせの中でやっていけないです。
実際に実習期間が辛くて辞めていった同級生は何人も見てきました。
メンタルが強い私でさえ、本気で辞めるか考えた時期があるくらいです。
それくらい学生時代の実習は辛いです。
2つ目の理由は、実際に看護師になってから様々な人との関わりが必要になります。
同じ職場の看護師、患者さん、医師は密に関わるし、他にもっと沢山の他職種との関わりもあります。
とにかく人と沢山関わる必要がある仕事なので、その分苦手な人との関わりも避けられません。
私は今までの看護師になってからも何度仕事で関わった人達に傷付けられたか分かりません(笑)
結局、学生時代から看護師になってもずっと理不尽な事は尽きないので、メンタルの強さを持っていないとやっていくのは難しいと感じます。
②はっきりと物事が言える
言い方を変えると気が強いとも言えます(笑)
看護師に最も多い共通点がはっきりと物事が言える人が多い点だと思っています。
これは何でなのか私にも分からないですが、看護師をしていたらはっきり言えるようになるのか、元々の性格なのかは分かりませんが、本当に看護師に多い特徴です!
私の場合は元々はっきりしているタイプでしたが…(笑)
はっきりと物事が言えるタイプは、患者さんに対しても説得力があるし頼られやすいと感じます。
そして何より、看護師の仕事は理不尽な人と関わる機会も多いので、そんな時に標的にされにくいのも有利です。
はっきりと物事が言える方が確実に看護師をする上で有利です!
③責任感が強い
看護師の仕事は患者さんの命が関わっているので、常に責任感を持って仕事をするのが当たり前に出来なければいけません。
これくらい大丈夫だろう、何とかなるだろう、誰かがやってくれるだろう、そんな甘い考えで仕事をするといつか医療事故が起きます。
責任感が無いタイプは看護師になるべきではないし向いていないと言い切れます。
④思いやりがある
思いやりがある優しい性格は看護師にめちゃくちゃ向いています。
実際の看護師にも思いやりが全く無い人が結構います。
忙しいのが原因で心に余裕が無くなり、患者さんにきつく接したり失礼な発言をする看護師が中にはいます。
患者さんの気持ちに寄り添うのが大切な仕事ですが、逆に傷付けてしまうのは明らかに看護師には向いていないタイプですよね。
そして、患者さんは手伝ってほしい事や言いたい事を我慢する人が多い傾向にあります。
看護師が忙しそうにしているので、ナースコールを押しにくかったり頼みにくい雰囲気があるのが大きな原因です。
そんな時に気付いてあげて声を掛けられる看護師は患者さんにとってとても有り難い存在だと思います。
⑤臨機応変に対応が出来る
忙しい職場であればあるだけ必要な能力になります。
看護師の仕事=多重課題の連続です。
患者さんの状態次第で適宜優先順位を考えながら多重課題をこなしていく必要があります。
そんな中で1つの事しかこなせないタイプや、その時の状況次第で対応が考えられないタイプは忙しい職場で働くのは向いていないと感じます。
これは実際に働いて鍛えることで身に付く部分も大きいので、今から看護師を目指す方にはまだ分からない内容だと思いますが、経験が長くなっても出来ない人は出来ないので素質も大きく関係しています。
⑥几帳面で丁寧
これは意外かもしれませんが看護師にとって重要です。
患者さんの立場になった時に丁寧に仕事をしてくれる看護師が好印象なのは当然だと思います。
例えば、自分の病室の物を看護師が動かした後に元に戻さずに退室される、物を動かす時にガチャガチャ大きい音を立てる、病室にゴミを置き忘れる…こんな対応をされたとしたらどんな気持ちになりますか?
こういう細かいと感じる事でも患者さんはしっかり見ています。
一つ一つの仕事が丁寧に出来ている看護師、出来ていない看護師では全く患者さんからの印象や信頼度が違います。
実際に私は几帳面ですがその分仕事が遅かったタイプで、新人の頃は仕事が早い同期を見て落ち込む日々でした。
そんな中である患者さんから、「仕事は確かにあの子の方が早いかもしれないけど、あなたはその分きっちり仕事をしているのが伝わるから、患者から見たらあなたの方が仕事が出来ているよ」って言ってもらえたんです…
その時に患者さんが見てくれていることを知って、今後も丁寧な仕事を心掛けようって改めて思えました。
そしてこれは患者さんだけでなく、一緒に働いている看護師からの印象や人間関係にも関わってきます。
患者さんは日々色んな看護師が交替しながら担当をします。
雑に仕事をしていると引き継いだ看護師には直ぐにバレます(笑)
例えば患者さんの部屋の環境整備、点滴の管理、服薬管理など、大体の事は見たら丁寧にしていたか一瞬で分かります。
それが重なると、「あの人は仕事がいつも雑」という印象になるのは当然だし、先輩から怒られる原因にもなるし、人間関係にも影響が出てくることがあります。
意外と看護師をする上で重要なことだと分かりますよね!
まとめ
看護師に向いている人の要素6つを紹介しました!
これらの要素が当てはまれば十分に看護師向きな人だと感じます。
勿論これは私の経験からお話しているので、人それぞれで違う意見もあると思います。
そして自分に当てはまらなくても落ち込む必要は全くありません。
今回挙げた要素の多くは、自分の努力や意識次第で自分に生み出すことが可能だからです!
この記事がこれから看護師を目指すか悩んでいる方、看護師が自分に向いているのか分からなくなった方の道しるべになれば嬉しいです。
それでは〜!